アメリカはテキサスにあるUniversity of Texas at Austinでナース目指して勉強中。日々思う事をかなり適当に書き綴る。目先の目標は2010年卒業。卒業した暁には値段を気にせず美味しい物をたらふく食べたいと願う。


by ecotama
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顔だけみると。。


皆さんもご存知の通り
こっち(アメリカ)の人って顔が小さい
体はでかいのに顔は小さい
どうでもいいが、今まで見て来た中で一番顔の小さい人達はインドの人達でした(本当どうでもいいけど)

昨日、働いてた時に「ちょっと患者さんのリネン変えるの手伝って欲しいから○号室に来てくれる?」と聞かれたので行った。
顔から下はすっぽりとシーツに覆われておったわけで、全く見えないわけさ。
顔の大きさからすれば「2人もおれば十分やわなー」という感じだが、何故かそこにもう1人加わって結局3人のヘルプがそこにはいた。
そしていざシーツをめくりあげてみると、ベッドにはもう余裕なスペースが無い程に太った人だった。
体重は200キロ近くある。
自分で動けない人なので、3人がかりでゴロゴロとベッドの上でその人を転がす。
それにしても重い、まじ重い。
こう体も少し拭いたんだけど、肉をめくりあげないといけないわけで、そのめくりあげる肉も片手じゃ重たすぎて持てない程重い。
なんで1人が両手で肉を持ち上げてる間に、別の1人が一生懸命拭くというわけ。
とりあえずリネンチェンジも終えて部屋から出ると担当していたテックが「ごめんねー手伝わせて、私もシーツをめくるまで1人で出来るって思ってたのよ(笑)まさかシーツの下にあんな巨体があったなんて。。。」と言っていた。
確かに顔だけみりゃ全く下半身があんなに巨体とは想像もつかない。

昨日も猛烈に暇だった。
昨日はずーっとRNのSと一緒に働いてた。
彼女は61歳らしいけど、全く見えない。
いつも美味しい手作りの差し入れをスタッフに持って来てくれて、いつも赤ペンを競馬の親父のように耳にかけてるわけである。
Sの担当してた患者さんの中に肥満の患者さんがいた(ついでに当然糖尿病)。
そしてそこにいる家族全員、肥満というまぁアメリカで見る典型的な家族。
そして何やら遠目にSを見るとそこの患者さんの娘さんに何やら話しをしている。
そしてその20分後にその病室にピザの配達に訪れた兄ちゃんを発見、そしてSが私を呼んだ。
「もうね、本当に馬鹿よねあの人達。ちょうどね今あの娘に話してたところなのよ。あなたの家系は元々糖尿病もある上にhyperlipidemiaまであるの、だから食事には気をつけないとあんたもお母さんみたいになるわよ!ってね。言った直後にピザをオーダーってどういうことなのかしらねぇ。。??もうね耐えられないのよおデブさんには!!」
そういう事らしい。
確かに世話をする側からすれば肥満患者にあたると「あー、今回も大変そうだわ」とは思う。
というのも自分の仕事などはシャワーの介護等、肉体労働がメインだから。
肥満の具合も可愛い肥満ならまだいいんだけど、こっちの人って本当に肥満も肥満だから大変なのよ。

そしてもう1人の患者はナース達が一番嫌うタイプの「めそめそ、ぐずぐず」タイプ。
部屋に行く度に「痛い、痛い」と言ってくるので、とりあえずペインスケールを聞くと「10」だと言う。
この時に初めてペインスケールが10だという人間に出くわした。
「どんだけ痛いねん!?」と思いつつ、とりあえずチャートしようと見てみると、ペインスケールの場所、おとついからずーっと10になっとるがな。
Sに「○号室の人、またペインスケール10って言ってるんだけど。でもね10っていう割には結構穏やかだったよー」と言うと、「あの人ねずーっと10っていうのよ。でもPCAもついてるし、甘え過ぎなのよ!!」と。
確かにペインスケール10と言ってる人がスヤスヤと眠れるはずなどない。
痛いと普通は眠れないでしょ?でもこの人はご飯も食べるし、きちんと眠れてる。
そして彼女をシャワーに入れるのに、ベッドから移動させるも「痛い、痛い」と言ってやりたがらない。
そこでSが登場し、「何言ってるのよ!あなたは両足も両手も何不自由なくて、ついでにPCAもついてるんだから、出来ないはずがないのよぉ!手伝ってあげるから、さぁ、いくわよぉ!」と。
Sが登場してからはこの人もおとなしく彼女の言う事に従い始めた。
PTも手を焼いていた患者がすんなりと言う事を聞き出した。Sはすごい。

そして最後の患者は猛烈に失礼な患者だった。
本来は私の担当じゃなかったんだけど、担当していたテックが休憩でいなかったんでヘルプで行っただけだが、猛烈に失礼な人だった。
あまりにもむかついたので、その患者を担当してたテックに聞いてみると、彼女も「私もあの患者さん嫌なのよ。だからなるべく行かないようにしてるの。すごく失礼だしね」と。
それを後ろでSが聞いていた。
そしてSは「○号室の患者、また失礼な態度を取ったの!?一回言わないといけないのよ、そうやって失礼で横柄な態度ばっかり取ってると誰も来てくれなくなるって事をね。」と言って、その部屋へ入って行った。
そしてそれを何気に廊下から聞く私とそのテック。
「○さん、私の可愛いテック達にとても失礼な態度を取ったんですって?」
「私はそんな事してないよー、嘘よ、嘘」
「嘘なわけないじゃない、彼女達が嘘をつく理由がないもの。あなたずーっとそうやってると本当に誰ももうあなたのケアをしに来なくなるわよ。だからそういう態度はやめなさい」
S曰く「こうい患者には耐えられないのよ!私も61歳でしょ?だから患者を甘やかせないのよ、もう。いけない事はいけないって言える年齢になったのよ。ははははぁー♪」

ここまで言いきれるようになるまでは長い年月が必要らしい。
ある意味昨日は彼女から本来のケアという物を学んだような気がした。
要は患者を甘やかすのではなく、プロフェッショナルとしてのケアを提供するということ。
私もまだまだ三十路、ひよっこだわと改めて実感した。
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by ecotama | 2008-06-17 04:25 | Job